箱女の日常

マイノリティーな日々を綴ります

地獄のなかで

祖母は今年で

認知症歴 18年目です。

とにかく徘徊が酷くて大変でした。

お風呂も入りたがらないし、

お風呂の入り方も忘れてしまい。

デイケアに通いだすまでは

私が祖母を風呂に入れていました。

 

私が祖母の在宅介護に携わったのは

30歳から33歳までの間。

私が34歳になってすぐに

祖母は腎盂炎熱中症で倒れ。

そこから一気に要介護が5まで上がり。

老人ホームに入居することが

決まったので、在宅介護は終了しました。

 

私はたった3年しか、在宅介護に

携わっていませんが。

それでも地獄でした。

地獄のなかで、いろいろ思うことが

ありました。

 

私はそれまで自分を健常者だと

思っていましたが、それは間違いだと

気付きました。

今、たまたま健常者をやっている

だけで。

遅かれ早かれ、私も障害者に

なるのだなと、祖母を見ていて

気付きました。

 

認知症になると

どんな人でも知的障害が出てきます。

しかも重度の知的障害です。

自分の名前すら認識できないのですから。

 

あと。

職業の貴賤はあっても

『命に貴賤はない』と思いました。

これは上手く説明出来ないのですが、

命というのは

良い意味でも悪い意味でも

平等だし抗えないのだと痛感しました。

平等で抗えないものに

『貴賤はない』ですから。

 

職業に貴賤があるゆえに

人生にも貴賤を感じてしまいますが。

生老病死の

『老病死』に入ってしまうと

貴賤さえも霞んでしまいます。

 

そういうことを

祖母は私に教えてくれました。

 


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