箱女の日常

マイノリティーな日々を綴ります

箱女

夫はFランクの大卒、派遣社員

私は高卒フリーターでした。

社会の底辺に属する夫婦です。

そんな二人が、財産を相続することに

なりました。

宝くじが当たったようなものです。

物欲があまりない私ですら、少しテンションが

上がってしまいました。

相続したあとの生活を想像しました。

私はハイブランドのバッグや財布を

買ったことがないので、

どんなもんかと、ネットで検索してみました。

写真を見ただけで、お腹一杯になりました。

購買意欲が失せるほど、

自分には似合わないと分かってしまったからです。

また、私は友達がひとりもいません。

人間交際をまともにしていないせいで、

オシャレアイテムを

活用する場がないのです。

SNSで見せびらかす

という手段もありますが、

そんな痛い大人にはなりたくありません。

 

ハイブランドが似合わないなら、

旅行はどうだろう?

私は旅行サイトを漁りました。

行ってみたいところは幾つかありますが、

日程表を見ているだけで

行く気が失せました。

 

こうなった原因は私が社会の底辺に

属しているからです。

高卒フリーターだったので、生活するのが

精一杯で、高校卒業後は旅行もオシャレも

していません。

お金のかからない生活・娯楽に

慣れ親しんだ結果。

お金のかかる娯楽が面倒くさいと思う性格に

なっていたのです。

 

これは自分でも驚きました。

 そして気付きました。

 

お金持ちは、

お金があるから贅沢をするのではなく、

贅沢するだけのバイタリティーがあるから

贅沢するのです。

好奇心が強いから、旅に出るのです。

バーキンの良さが分かるから買うのです。

バーキンが似合うだけの容姿・肩書があるから

買うのです。

 

 

見せびらかしたいという欲望だけで、

バーキンを買い、海外旅行をしまくる人も

いるでしょうが。

私はそれすらできません。

友人・知人がいないから!!

 

友達はお金では買えません。

私は孤独な箱女です。