箱女の日常

マイノリティーな日々を綴ります

働かない日々

幾ら子供がいないとはいえ、

夫の手取りが26万円しかないわけですから

働かねばなりません。

夫は派遣社員なので、退職金も無いですから

老後に備えて、貯金が必要です。

そんななか。

祖父から「働かないで」と、お願いされました。

祖母の認知症が酷く、ヘルパーや家政婦を

雇うくらいなら、孫を専業主婦にした方が

いいと考えたようです。

理屈は分かりますが。我が家の家計からして

それは無理です、断りました。

すると祖父は

「働かなくても大丈夫だから、

  金の心配だけはないんだから」

と言うのです。

私は、年寄りの戯言だと思いました。

祖父の身形や、暮らしぶりからして

孫に遺せるほどの財産が有るようには

見えませんでした。

 

ですが、私はパートを辞めました。

実際、祖母の徘徊は酷く。私の腰痛もかなり

悪化していたので

一先ず無職になりました。

時給900円そこらのパートなら、選り好みさえ

しなければすぐに見つかるでしょうし。

祖母の介護にケリがついたら、

また働くつもりでいました。

ところが。

かれこれ、三年以上、私は無職です。

祖母が老人ホームに入居してすぐに、

祖父が体調を崩し、手術。

その手術をキッカケに、祖父は自分が所有する

財産について私に打ち明け、

それを譲ると言い出したのです。

また、この三年の間に。

妹が祖父を騙し、お金を巻き上げていました。

結果的に、妹の悪事が祖父の決意を

後押ししました。

 そして、先日。

私と祖父は養子縁組に至りました。

うちは少し特殊な家庭事情でして。

祖父は祖母の再婚相手なので、

父・伯父・私・妹には祖父との血縁関係が

ありません。

父も伯父も、祖父と縁組しなかったので

現状、祖父と親子関係にあるのは私だけ

なのです。

祖父はいずれ、遺言書も用意すると

言ってくれているので

この流れでいくと、私が相続してしまいます。

まさに降って湧いた幸運です。

人生が変わってしまいました。